不思議な実

びーぐる

2014年10月31日 19:18

 長野市鬼無里地区では秋も深まり初冬の気配すら感じますっ


 新倉山

 まさに山燃える秋!!


 脇道に入り林縁を眺めながら散策していると草枯れの林床に ミヤマニガウリ発見☆

 ウリ科の1年草で自ら葉をカールさせ実(子房)を包み込む習性があり
 まるで外敵から実を守っているかのように見えます!


 実を包んでいる葉を広げるとこんな感じ

 昆虫の産卵時や蛾が繭を作る時に葉を織り込んだり丸めたりすることが多いので
 これも同様な昆虫の仕業と見違えられてしまいがちですが
 ミヤマニガウリは自ら葉を丸めで実を包む何とも不思議な植物です!


 次に目にとまったのが コブシの実
 早春の山里を飾る清楚な花のイメージとは違いなんともグロい色形
 未熟な実を赤ちゃんの拳(こぶし)に例えたのが命名由来といわれています!
 果実(袋果の集合果)が熟し乾燥してくると赤い仮種皮に包まれた種子が露出っ

 この赤い種を引っ張り出すと白い糸状のものが3cm程まで伸びます!
 まるで母親と赤ちゃんを繋ぐへその緒みたい☆

 種を運んでくれる鳥たちの目にとまるための戦略だと考えられています。。

 赤い仮種皮の中には堅い黒い種子が入っていて

 潰れたハート形みたいな変わった形をしています☆

 豊かな自然は常に好奇心をかき立てられる魅力に満ちています☆